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やっぱり「集団自決」記述削除の犯人は文科省官僚=検閲機関としての文部科学省8 [2007年06月20日(水)]

前便ほかの続報。■『沖縄タイムス』のきのうの朝夕刊の記事を転載。

2007年6月19日(火) 『沖縄タイムス』朝刊1面
「集団自決」削除 文科省が要求 
意見書決裁は局長

 【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から日本軍の関与が削除された問題で、教科書を審査する「教科用図書検定調査審議会」に提出する「調査意見書」の決裁者は文科省の初等中等教育局長だったことが十八日、分かった。伊吹文明文科相は教科書検定について「文科省の役人も私も一言も容喙(口出し)できない仕組みで行われている」と答弁していた。一方、意見書を取りまとめた日本史・沖縄戦担当の教科書調査官(文科省職員)が、以前に「新しい歴史教科書をつくる会」の発足に携わった歴史学者と共同研究していたことも明らかになった。
 同日の衆院沖縄・北方特別委員会で布村幸彦審議官が、川内博史氏(民主)の質問に答えた。

 川内氏は「局長が決裁するということは、中身を見てまずかったら『もう一度やり直せ』と言える権限を持っている」と強調。「役人が口出しできる仕組みそのものだ」と批判した。布村審議官は「検定結果はあくまでも審議会の判断」との見解を繰り返した。
 調査官は、二〇〇一年に「つくる会」が主導した扶桑社版中学歴史教科書を監修・執筆した、伊藤隆東京大名誉教授と一九九九年ごろ共同研究した。文科省の内部資料によると、日本学術振興会に提出された「日本近代史料情報機関設立の具体化に関する研究」(代表者・伊藤教授)の九九年度収支決算報告書に、調査官が「研究分担者」として記載されていた。

 この研究には文科省の科学研究費補助金が拠出され、調査官は二〇〇〇年四月から現職にある。

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2007年6月19日(火) 『沖縄タイムス』夕刊1面
文科相、森氏答弁を疑問視
/84年「検定、県民感情に配慮」

 【東京】伊吹文明文部科学相は十九日午前の閣議後会見で、高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から日本軍の関与が削除された問題に関連し、森喜朗文相(当時)が一九八四年に国会で教科書検定について「県民感情に配慮して検討する」と答弁した趣旨を疑問視する考えを示した。九日に開かれた「6・9沖縄戦の歴史歪曲を許さない!県民大会」の実行委員会が、検定撤回の要望書を文科省に提出したことには「不満は受け止めるが、私は介入するつもりはない」と述べ、撤回を働き掛ける考えがないことを強調した。
 伊吹文科相は「森さんが文部大臣をしていた二十年前から、ずいぶん資料だとか訴訟だとか公判での発言だとか、いろんなことが出てきている」と説明。森元文相の答弁を正確に把握していないと断った上で「その通りであれば、そのとき(八四年当時)問題にならなかったのか」と述べた。

 教科書を審査する教科用図書検定調査審議会に提出する「調査意見書」の決裁者が文科省の初等中等教育局長で、事務方が検定の審議に関与できる仕組みになっているとの指摘には「少なくとも大臣は決裁していない」と述べるにとどめた。

 調査意見書を作成する教科書調査官の一人が「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーと共同研究していたことには「調査官は決定権はない。参考意見を審議会に申し述べるが、参考意見の通りになっていない例はたくさんある」とした。



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2007年6月19日(火) 『沖縄タイムス』夕刊1面
与野党が合意 可決へ/「集団自決」意見書
 高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から「軍命」を削除した文部科学省の教科書検定の撤回などを求める意見書をめぐり、県議会(仲里利信議長)の与野党会派は十九日午前、文案の最終的な調整を行い、全会一致の可決に向けて、大筋で意見が一致した。同日午後に開かれる文教厚生委員会(前島明男委員長)で可決され、二十六日の本会議で可決される見通しとなった。
 新たな意見書案は「沖縄戦における『集団自決』が、日本軍による関与なしには起こりえなかったことは紛れもない事実」と指摘。

 その上で、「今回の削除・修正は体験者による数多くの証言を否定しようとするもの。一般県民を含む多くの尊い生命を失い、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた県民にとって、到底容認できない」とし、検定意見の撤回、記述の回復を要請
している。

 当初の意見書案は「集団自決」の軍命について、「県内のほとんどの資料が灰燼に帰し、今後文書的な証拠が出る可能性は極めて乏しく、事実の検証を厳しい状況」としたことに、野党側は「軍命をあいまいにし、沖縄戦の史実をゆがめる」と反発し、「日本軍による命令・強制・誘導等」を明記した独自案を提出する構えだった。

 与野党の水面下の調整で、新たな委員長案は「事実の検証が厳しい状況」などの文言を削除。野党側も命令などの明確化を要求したが、検定意見の撤回を全会一致で可決することを重視し、「日本軍による関与」の文言で大筋合意する見込み。

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「沖縄戦における『集団自決』が、日本軍による関与なしには起こりえなかったことは紛れもない事実」と指摘をうけ、「今回の削除・修正は体験者による数多くの証言を否定しようとするもの。一般県民を含む多くの尊い生命を失い、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた県民にとって、到底容認できない」とし、検定意見の撤回、記述の回復を要請されても、どうせ、官僚は最終的影響力をもたない「うらかた」にすぎないと、責任転嫁するつもりなんだろう。■あきれた連中だ。
■事実誤認を指摘するだけなら、なにもお役人である必要などないことは、検定制度の当初からわかりきったことだったはず。■要は、くにのつごうのわるいことは検閲するという実態が、あらわになったということ。だって、審議会だって、おてもり人事にきまっているしな。
■まあ、国軍が国民をまもろうとせず、むしろ犠牲にしたって事実は、教科書にかきたかないんだろうが、要は国定教科書ってことだよね。■先週かいたとおり、「問題は、現場の教員の水準だけ」。「洗脳アニメも現場のつかいようで「反面教師」という素材に」なるように、国策イデオロギー教材をどう批判的によみこむかってのは、結構スリリングな授業のはず(笑)。



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■教科書「集団自決」削除要求、沖縄県議会が撤回求める(読売新聞 - 06月22日 11:35) 文部科学省が、高校日本史の教科書検定で沖縄戦での住民の集団自決に「日本軍の強制があった」とする表現に検定意見を付け、修正を求めたことに対し、沖縄県議会は22日、検定意見の撤... [ReadMore]
Tracked on 2007年06月22日(金) 20:53

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